ゴルフ場に当てはめたダイレクトマーケティング活用例

― DMを「身近な行動のきっかけ」として捉え直す ―
目次
- DMとは何か。実は日常の中にあふれている
- 身近で成功しているDMは、なぜ自然に受け入れられるのか
- DMは「売るため」ではなく「迷わせないため」に使われている
- ゴルフ場に当てはめたDM活用の考え方
- まとめ|DMは集客施策ではなく、判断を助ける仕組み
1. DMとは何か。実は日常の中にあふれている
DM(ダイレクトマーケティング)という言葉を聞くと、紙のハガキや営業色の強い案内を思い浮かべる人は少なくありません。しかし実際の生活を振り返ってみると、私たちは日常的にDMを受け取っています。クレジットカード会社から届く利用者向けのメールは、その代表的な例です。
私自身、こうしたメールを「宣伝だ」と強く意識することはほとんどありません。なぜなら、自分の利用状況や立場と内容が自然につながっているからです。「なぜこの案内が届いたのか」が説明できる状態になっています。
ここで重要なのは、DMが特別な販促手法ではないという点です。DMとは、不特定多数に向けた情報発信ではなく、相手の状況を前提にした整理された案内だと捉えたほうが実態に近いでしょう。
この章を整理すると、DMには次の特徴があります。
- 相手が誰かを想定して送られている
- 届く理由やタイミングが説明できる
- 次に取る行動が自然に想像できる
DMは、生活の延長線上にある、ごく自然なコミュニケーション手段です。
2. 身近で成功しているDMは、なぜ自然に受け入れられるのか
身近で機能しているDMの共通点は、「売られている感じ」がしないことです。私自身、Amazonでスニーカーをカゴに入れたまま購入しなかった経験があります。その後に届いたメールをきっかけに、実際に購入に至りました。
印象的だったのは、強く購入を迫られなかったことです。「まだ検討中の商品があります」という事実を淡々と示し、判断に必要な情報を補足しているだけでした。その結果、「そういえば欲しかったな」と思い出し、自然に購入へ進みました。
この体験から分かるのは、成功しているDMは説得をしていないという点です。意思決定が止まっている状態に対して、「決め直すきっかけ」を与えているにすぎません。
この章のポイントをまとめると、自然に受け入れられるDMには次の特徴があります。
- 受け取る側に心当たりがある
- 行動しなかったことを責めない
- 判断を再開するための材料を出している
DMは売るための仕掛けではなく、思考を再起動させる役割を担っています。
3. DMは「売るため」ではなく「迷わせないため」に使われている
人が行動しない理由は、「興味がない」からとは限りません。多くの場合、判断が止まっているだけです。私がスニーカーを買わなかったときも、不要だと判断したわけではなく、「今は決めなくていい」と保留にしたまま時間が過ぎていました。
その状態に対してDMがしたことは、背中を押すことではありません。「まだ迷っていますよね」と状況を言葉にしただけでした。それによって判断が再び動き出しました。
機能しているDMは、相手を動かそうとしていません。迷っている状態をそのまま認め、「ここまで整理できていれば決めやすいですよ」と示しているだけです。
この章を整理すると、DMが果たしている役割は次の通りです。
- 迷っている理由を整理する
- 判断に必要な情報を補う
- 行動までの距離を短くする
DMは売るための文章ではなく、迷わせないための文章だと考えると、その本質が見えてきます。
4. ゴルフ場に当てはめたDM活用の考え方
この考え方をゴルフ場に当てはめると、DMの形はかなり具体的になります。現在、ゴルフ場では紙のDMよりも、LINEがDMの役割を担うケースが増えています。LINEは他の連絡手段と比べても開封されやすく、「届いたこと自体に気づかれる」点が大きな特徴です。
実際の運用では、LINEのリッチメッセージ(バナー形式の広告)を使い、そこから自社WEBサイトの予約ページへ直接リンクさせることで、予約成立までの流れを一つに設計することができます。
LINE → バナー → 自社予約ページ、という流れです。
私が関わっている事例では、この仕組みを使い、1つのバナー広告から安定して100組規模の予約を獲得しています。特別なキャンペーンや過度な値引きをしているわけではありません。
やっていることは非常にシンプルで、「今の時期ならこういう回り方がしやすい」「この条件なら利用しやすい」と、判断材料を整理して伝えているだけです。これは、Amazonのカゴ落ちメールと本質的には同じ構造です。
ゴルフ場のDMに置き換えると、意識すべきポイントは次のようになります。
- バナーで伝えるのは価格より状況
- クリック後すぐ予約できる導線を用意する
- 迷いが生じる前に情報を整理して見せる
LINEのリッチメッセージは、単なる告知ではなく、予約成立までの流れを設計するためのDMだと言えます。
まとめ|DMは集客施策ではなく、判断を助ける仕組み
ここまで見てきたように、DMは特別な販促技術ではありません。私たちが日常で自然に反応しているDMは、どれも「決めやすくする」ことに力を使っています。売ろうとしすぎないからこそ、結果として行動につながっています。
ゴルフ場でも同じです。価格を下げる前に、まず迷いを整理する。判断材料を整え、行動までの距離を縮める。その役割を担うのがDMです。
LINEのバナーから自社予約ページへつなぐ流れは、その設計を実現しやすい手段の一つです。
「売るために送る」のではなく、「決めやすくするために届ける」。この視点を持つことで、DMは値引きに頼らない集客の中核になります。ゴルフ場におけるダイレクトマーケティングは、ここから始まります。
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