写真が“集客力”を決める?食べログ口コミと来店数の意外な関係
はじめに:評価点よりも大事な「見た目」の情報
飲食店の集客を考える上で、多くの人が「評価点」や「口コミ件数」に注目します。ですが、実はそれ以上に大きな影響を与えている要素があるのをご存じでしょうか?
それは「口コミに添付された写真の枚数」です。
今回は、食べログに掲載された飲食店の写真枚数と実際の来店・予約数の相関をデータで分析。その結果と、今後の集客施策として飲食店が取るべき対応を解説します。

リサーチ概要:写真は集客と“見逃せない相関”がある
分析対象は、首都圏を中心とした約300店舗(2022〜2024年)。口コミデータをもとに、以下の項目と集客データの相関係数を算出しました。
- 写真枚数 vs 来店数・予約数:0.45〜0.55(最も強い正の相関)
- 口コミ件数:約0.4(強めの相関)
- 評価スコア(星の数):0.2〜0.3(弱めの相関)
- 口コミ本文の長さ:0.1未満(ほぼ無関係)
ジャンル別に見ると、カフェ・スイーツ系では相関が0.6超と非常に高く、視覚訴求が集客に直結していることが分かりました。

なぜ写真が集客を左右するのか?
1. 「料理の見た目」が不安を払拭する
写真は、実際の料理のサイズ・色・盛り付けなどの“リアルな情報”を与えることで、ユーザーの「ハズレを引きたくない」という心理的不安を減らします。結果として、来店や予約といったアクションを後押しする材料になります。

2. 点数は信用されすぎていない?
平均評価が高くても「内容がない」「レビューが古い」などの理由で信頼性が薄まるケースは多く見られます。むしろ「写真が豊富」「最近の投稿が多い」ことのほうが店舗選びにおいて重視される傾向にあります。
3. 長文レビューよりも「パッと見てわかる」
テキストを読む手間よりも、ビジュアルで「おいしそう」が伝わるほうが強い訴求力を持つというのは、SNSでの情報収集行動にも通じる傾向です。

プラットフォームの変化:写真がカウントされる時代に
写真だけの投稿も“カウント対象”に
2022年10月、食べログでは写真のみの投稿も口コミ件数としてカウントされる仕様に変更されました。これは、写真がレビューと同等、もしくはそれ以上に価値ある情報と認められたという証拠です。
実際の投稿状況
1口コミあたりの平均写真枚数は約2〜3枚。
つまり「レビュー=写真を伴っていて当然」という空気が、すでに形成されているということです。
飲食店が今すぐ取り組むべき3つの施策
以下は、実際に集客強化につながる「写真を活かした店舗側の取り組み」です。
✅ 写真投稿キャンペーンを実施する
- 投稿特典を設けてレビューと写真の投稿を促す
- SNSと連携すれば拡散効果も見込める

✅ 店舗ページの写真を整える
- メニュー写真だけでなく、外観・内観・テーブルの様子なども追加
- 季節に合わせた写真に差し替えで新鮮さを保つ
✅ 投稿数を“継続的に”増やす施策を打つ
- 月に1〜2回、リピーター向けに投稿誘導メッセージを送る
- スタッフの手で「撮影OK」な雰囲気づくりを徹底

まとめ:ビジュアルが“選ばれる理由”になる
今回のリサーチから、写真の枚数・クオリティは、集客に直結する明確な指標であることが分かりました。
今後、ユーザーはより短時間で判断を下すようになり、視覚情報の質と量がますます重要になっていくでしょう。
✅ つまり「写真を制する者が集客を制する」
飲食店のWeb対策として「写真整備」は最優先事項。
今日からでも、まずは1枚の写真を追加することから、集客強化はスタートできます。
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