価格設定の方法を体系的に解説|基本から販促型まで失敗しない考え方

価格設定には複数の考え方があります。本記事では、マークアップ価格設定、バリュー価格設定、販促型価格設定などを整理し、ゴルフ場の事例も交えて実務での使い分け方を分かりやすく解説します。

目次

  1. 価格設定がビジネス成果を左右する理由
  2. 基本となる価格設定の考え方
  3. 代表的な価格設定の方法と特徴
  4. 目的に応じた価格設定の使い分け
  5. 補足|ゴルフ場の価格設定にこの記事の内容をどう当てはめるか
  6. まとめ|価格は「数字」ではなく「設計」で決まる

1. 価格設定がビジネス成果を左右する理由

商品やサービスを提供する際、価格は「とりあえずこのくらい」で決められてしまうことがあります。しかし価格は、売上や利益だけでなく、顧客の印象や選ばれ方そのものを左右する重要な要素です。

安く設定すれば利用のハードルは下がりますが、利益は圧迫されます。反対に高く設定すれば利益率は上がるものの、購入や利用の決断は難しくなります。
価格設定とは、この相反する要素のバランスをどう取るかを考える行為だと言えます。

感覚や過去の慣習だけで価格を決めてしまうと、後から値下げや修正を繰り返すことになりがちです。だからこそ、価格には一定の考え方や型を持って向き合う必要があります。


2. 基本となる価格設定の考え方

価格は自由に決められるようで、実際には大きな制約の中で決まります。
まず価格の下限になるのが「コスト」です。仕入れ費、運営費、人件費などを下回る価格では、事業として成立しません。

一方、価格の上限は「需要」、つまり顧客がその価格でも納得して選ぶかどうかで決まります。いくら原価が高くても、顧客が高すぎると感じれば売れないからです。

この上下の幅の中で、競合の価格や市場環境を踏まえながら、現実的な価格帯を見極めていくことになります。
価格設定は、コスト・需要・競争環境を同時に見ながら設計する必要があるものです。


3. 代表的な価格設定の方法と特徴

もっとも基本的な方法が「マークアップ価格設定」です。
これは、コストに一定の利益を上乗せして価格を決める考え方で、計算がシンプルで管理しやすい点が特徴です。安定的な運営を行う上で、基準となる価格を作るのに適しています。

一方で、顧客が感じる価値を基準に価格を決めるのが「バリュー価格設定」です。
同じ内容でも、「便利」「快適」「安心」と感じられれば、多少高くても選ばれることがあります。この方法では、コストよりも体験や印象が重視されます。

バリュー価格設定の代表例として、常に低価格を維持する「エブリデイ・ロー・プライシング」や、通常価格と特売価格を使い分ける「ハイ・ロー・プライシング」があります。
いずれも、価格を通じて利用行動をコントロールする考え方です。


4. 目的に応じた価格設定の使い分け

価格設定は、一つの方法に固定する必要はありません。
時期や目的に応じて、あえて価格を変えることも有効です。

代表的なのが「販促型価格設定」です。セールやキャンペーンなどで一時的に価格を下げ、集客や利用頻度の向上を狙います。
中でも、集客のために強いインパクトを持たせた「目玉商品」は、多くの業種で使われています。

さらに、仕入れ値や原価を下回る価格で提供する方法は「ロスリーダー価格設定」と呼ばれます。単体では損が出ても、他の商品やサービスと組み合わせることで、全体として利益を確保する考え方です。

また、価格に敏感な商品やサービスでは、競合と同水準に合わせる「現行レート価格設定」が選ばれることもあります。差別化よりも、市場への適応を優先する判断だと言えるでしょう。


5. 補足|ゴルフ場の価格設定にこの記事の内容をどう当てはめるか

ここまで解説してきた価格設定の考え方は、ゴルフ場の運営にもそのまま当てはまります。
特にゴルフ場は、曜日・時間帯・季節・予約状況によって需要が大きく変わるため、価格設計の影響が非常に大きい業態です。

ゴルフ場の価格を一律で考えてしまうと、混雑する時間帯では機会損失が起き、空いている時間帯は埋まらないという状況になりがちです。
だからこそ、「どの時間帯・条件に、どんな価値があるのか」を分けて考える必要があります。

まず基準になるのは、コース管理費や人件費などを踏まえた下限価格です。この考え方はマークアップ価格設定に近く、安定運営の土台になります。
そのうえで、快適さや待ち時間の少なさ、付帯サービスなどを含めた体験価値を加味し、バリュー価格設定を重ねていきます。

また、早朝や薄暮、オフシーズンなど需要が弱い時間帯では、販促型価格設定が有効です。ただし、常時値下げを行うと価格の基準が崩れてしまいます。
条件付きプランや期間限定といった形で、「なぜ安いのか」が分かる設計が重要になります。

ゴルフ場の価格設定で押さえるべきポイントは、
コストから見た下限を把握すること、時間帯や季節ごとの価値を前提にすること、そして安くする目的を明確にすることです。
価格は集客の手段であると同時に、ゴルフ場の立ち位置を示す重要な設計要素でもあります。


6. まとめ|価格は「数字」ではなく「設計」で決まる

価格設定は、単なる数字の決定ではありません。
コスト、利用者が感じる価値、競合の動き、そして自社の目的をどう組み合わせるかという設計作業です。

重要なのは、「どの方法が正しいか」ではなく、「今の目的に合っているか」という視点です。
主力商品なのか、集客用なのか、収益確保が優先なのかによって、選ぶべき価格設定は変わります。

まずは、自社の価格がどの考え方で決められているのかを整理してみてください。
それだけでも、価格の見直しや改善につながるヒントが見えてくるはずです。

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