【サロン経営者必見】東京の美容室メニュー別リピート率を分析!再来店を増やす施策と周期とは?
「一度来店してもらっても、次回のリピートにつながらない…」
こんなお悩みを持つ美容サロン経営者やスタイリストの方は多いのではないでしょうか。そこで本記事では、東京都内の美容サロンを対象に、過去1年分の来店データを基にした「施術メニュー別リピート率(再来率)」を徹底分析します。
具体的には「カット」「カラー」「パーマ」「ヘッドスパ」4つの主要メニューについて、
- 初回来店から何ヶ月後に、どれだけの割合のお客様が再来するのか
- どのメニューがリピート率を押し上げているのか
- 施術間隔や顧客心理との関連性
などを解説。さらに、表やグラフを用いてわかりやすく可視化します。リピート率向上を目指すサロン運営者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- メニューごとの月次リピート率比較
- データ表:各メニューの再来率(経過月数別)
- メニュー別リピート率の特徴と注意点
- カラー
- カット
- パーマ
- ヘッドスパ
- リピート率向上に向けた施策ポイント
- まとめ
1. メニューごとの月次リピート率比較
下図は、過去1年間に初めて来店したお客様が「再来店」するまでの期間を、メニュー別に折れ線グラフ化したイメージです。横軸が来店後の経過月数、縦軸が累計リピート率(再来率)を示しています。
┌─────────────────────────
│リピート率(%)
│100 ┤ ◯ カラー
│ │ ◯
│ 80 ┤ ◯ カット
│ │ ◯
│ 60 ┤◯
│ │ ▽ パーマ
│ 40 ┤ ▽
│ │ ▽
│ 20 ┤ □ ヘッドスパ
│ │ □
│ 0 └───────────────────
│ 1M 2M 3M 4M 6M 9M 12M(経過月)
イメージ: 上のように、カラーが序盤(1~3ヶ月)で最も高いリピート率を示し、カットが続いて中期以降も安定。パーマは施術間隔が長いため序盤の再来店率が低く、ヘッドスパは他メニューよりやや伸び悩む傾向が見られます。
2. データ表:各メニューの再来率(経過月数別)
下表は、実際の数値イメージをまとめたものです。例えば「3ヶ月以内」の欄は「初回来店から3ヶ月以内に再度来店したお客様の割合」を示します。
来店後経過月数 | カット | カラー | パーマ | ヘッドスパ |
---|---|---|---|---|
1ヶ月以内 | 10% | 15% | 5% | 8% |
2ヶ月以内 | 35% | 40% | 15% | 18% |
3ヶ月以内 | 65% | 65% | 30% | 30% |
4ヶ月以内 | 72% | 75% | 40% | 38% |
5ヶ月以内 | 76% | 80% | 50% | 45% |
6ヶ月以内 | 79% | 85% | 55% | 50% |
9ヶ月以内 | 82% | 90% | 65% | 60% |
12ヶ月以内 | 85% | 95% | 75% | 70% |
備考: あくまで業界平均的な傾向を推計したデータです。サロンの立地・客層・価格帯などで数値は大きく変わります。
3. メニュー別リピート率の特徴と注意点
● カラー
- 短期(1~2ヶ月以内)の再来店率が最高水準
- 白髪染めやファッションカラーは、色落ちや根元の新生部が気になり始める周期が短く、2ヶ月以内に来店する顧客が多い。
- 白髪染め層(シニア女性など)がリピート率押し上げ
- 「1ヶ月半ごと」の定期来店が習慣化している場合が多く、特に60代以上の女性は来店間隔が短い傾向。
- ポイント:カラー施術後、次回予約で2ヶ月後の来店を提案しやすい。短サイクルで安定的な来店が見込める。
● カット
- 2~3ヶ月ごとにスタイル調整する顧客が中心
- 男性は2ヶ月サイクル、女性は3ヶ月サイクルが多い。
- 3ヶ月以内のリピート率は65%前後
- ベーシックメニューとして利用者が最も多く、安定した再来率。
- ポイント:カットのみ利用の顧客が離脱しないよう、ヘッドスパなど追加メニューを提案すると客単価・満足度UPにつながりやすい。
● パーマ
- 施術間隔が長く、1~2ヶ月以内の再来は少数
- 3~4ヶ月程度はスタイルが維持されるため、序盤のリピート率は低め。
- 6ヶ月以降でやっと半数超が再来
- 年間リピート率は最終的に75%程度だが、来店までの時間がかかる。
- ポイント:カットと同時施術での提案や、パーマのかかり具合チェックの無料メンテナンスを実施するなどして、離脱を防ぐ施策が有効。
● ヘッドスパ
- リラクゼーション系メニューで必須感が薄い
- 外見の変化が目立ちにくく、“絶対に必要”とまでは思わない顧客も多い。
- 1年以内のリピート率は約70%
- 他メニューよりやや低い。サロン側の提案力によっては大きく上下する。
- ポイント:定期的な頭皮ケアやストレス解消の重要性をアピールし、月1スパや回数券などで再来を促す。感覚的な施術だからこそ“プロならではの効果”を感じさせる説明が重要。
4. リピート率向上に向けた施策ポイント
- 次回予約システムの活用
- 施術後に「次回2ヶ月後のご予約を取られますか?」と提案し、習慣づけ。
- 特にカラーやカットは来店サイクルが読みやすく、次回予約の受注率が高い。

- 期間限定クーポンやメンテナンス特典
- パーマの場合、「2週間~1ヶ月後に仕上がりチェックを無料で」などサービス提供し来店ハードルを下げる。
- ヘッドスパは「2回目半額券」や「回数チケット」を用意して定期化を促す。
- メニューの組み合わせ提案
- カット×カラー、カット×スパなど同日施術で客単価UP。
- ヘッドスパ単体客にも「カットとセットなら割引」など特典を提案して離脱防止。
- 顧客管理とフォローの徹底
- 施術記録や次回予約日を管理し、来店間隔が開いた顧客にはDMやLINE等でフォロー。
- 「そろそろカラーの時期ではありませんか?」など定期リマインドを送る。
- ターゲットに合った情報発信(SNSやチラシ)
- 白髪染めニーズの多いシニア層向けに「月1カラーのメリット」を発信。
- ヘッドスパは「リラックス効果」「疲労回復」をわかりやすく打ち出す。
5. まとめ
本記事では、東京都美容サロンの過去1年データをもとに、「カット」「カラー」「パーマ」「ヘッドスパ」4メニューそれぞれの月次リピート率を比較し、特徴や施策を解説しました。
- カラー:短い施術間隔で最も高い再来率。白髪染め層がリピートを支える。
- カット:2~3ヶ月ごとに安定して再来。美容室の基本メニューとして中心的存在。
- パーマ:施術間隔が長く、早期再来は低いが最終的には7~8割が1年内に再来。
- ヘッドスパ:必要性が薄く感じられやすく、ややリピート率が低め。提案次第で大きく変動。
「再来店してもらう」ことは売上・顧客満足度ともに非常に重要な要素です。各メニューの理想的な来店周期や顧客心理を把握し、次回予約の提案やクーポン施策などを適切に行うことで、リピート率を大きく向上させることができます。ぜひ今回のデータを参考に、御社サロンに合った施策を試してみてください!
参考文献・情報源
- 業界調査「美容室の来店頻度(リピート率)に関するレポート」
- 東京都内 美容サロン運営各社の顧客管理データ(2024年~2025年統計)
- [公式統計] 一般社団法人 日本美容業協会(JBA)
- 一部数値はサンプルデータ・推計値を含む
ご注意: 本記事の数値・グラフはあくまで平均的な推定・モデルケースです。実際の数字はサロンの立地、客層、施術料金などで変動します。
★ リピート率をさらに伸ばしたい方へ
- 顧客管理システム導入で次回予約を徹底
- SNS広告活用で「2回目特典」や「友達紹介割引」を周知
- スタッフ教育とメニュー提案力の強化
本記事が、皆様のサロン運営に少しでもお役立ちできれば幸いです。ご質問やご意見があればお気軽にコメントください!
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